株式会社アトミックモンキー

SARUMAGA

サル@マガ

  • サルの故郷

青木瑠璃子

「地元の魅力を語って下さい」とのことなので、私の地元埼玉のおはなしを。

 

私は生まれてから20年、兎を追いハクビシンを追い、ミツバチに追われながら埼玉の片田舎で生活して参りました。

 

東京に行くとなれば電車で1時間弱。

適度な自然に囲まれた便利で住みやすい素敵なところです。

だからダサイ玉っていうなよ!絶対いうなよ!

 

しかし大都会東京には及ばないものの、埼玉にも都会が存在します。

その名も「さいたま市」。あそこは恐ろしいところです。

 

あれは6年前・・・私がさいたま市のとある高校に合格し、ピカピカの高校生になったときです。

入学初日。

田舎出身の私は、電車通学に胸を踊らせながら都会の高校へと向かいました。

周りには故い友人もおらず、完全にアウェー。

そのため第一印象が今後のキャラを左右することになります。

 

おもしろい事を言ってギャグ要員になるか。

それとも大人しく読書でもして清楚系優等生キャラを確立するか。

またまた一人でゲームをおっぱじめてオタクキャラになるか・・・。

 

私はいかにクラスでのポジションを確立するか試行錯誤しました。

しかしその日は結局無難な自己紹介で終わってしまい、これではいけないと思いました。

次の日。

学級委員を決める時がやってきました。

中学ではずっと学級委員だった私。高校でも学級委員になればきっとクラスでのイニシアチブを獲得することができます。

 

学級委員なんて人気の無い役職に違いない。みんなもっと楽でカッコイイ風紀委員とかを目指すだろう。

その時の私はそう考えて学級委員に立候補しました。

 

しかし

 

候補者、9人。

 

完全に読みが外れました。

この時の私は女子クラス。

そしてこの女クラ、定期テストの度に異常に高いクラス平均点を叩き出す、優等生ばかりが集められたトンデモ学級だったのです。

 

しかしこのときの私はそんな事は知る由もなく、じゃんけんで9人から2人を選別するはめに。

私は言いました。

「人数が多いし、半分ずつに分かれてじゃんけんしよう」

そして志高き9人の女子高生は、律儀にチーム分けじゃんけんで行うことになり・・・悲劇は起きました。

 

私「ぐっぱー♪ぐっぱぐっぱぐっぱーじゃす♪」

一同「(゜Д゜)?」

 

そう、さいたま市でチーム分けじゃんけんの際に使う掛け声は、私の地元と違っていたのです。

生徒A「『ぐーっちー☆』だよね!?」

生徒B「『グッとパ〜で分かれましょ♪』だよ!」

生徒C「うち両方使う〜!」

私「ぐっぱーぐぱぐぱ…」

 

一同「それはない(笑)」

 

みんなから鼻で笑われました。

これまでの15年間感じたことのなかった疎外感を一身に受け、ガラスのハートの持ち主である私はボロボロです。

結局その後のじゃんけんも負けてしまい…満身創痍。

もう二度と人前でチーム分けじゃんけんのかけ声なんかしないと誓った瞬間でした。

 

みなさんはチーム分けじゃんけんをするとき、何と言いますか?

 

さいたま市でじゃんけんをするときは「ぐーっちー☆」もしくは「グッとパ〜で分かれましょ♪」ですよ。

お気をつけて。

 

・・・で、なんの話でしたっけ?

 

あ、埼玉の魅力!

 

・・・四里餅、おいしいですよ☆

 

以上!

その後アトミックモンキーに入った時も同じ悲劇を繰り返した青木瑠璃子でした!

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