それは、この度僕が新たに契約を結んだ、小さな賃貸マンションの一部屋であります。

なぜこの様な部屋を借りたかと言いますと、それは一重に、これまで必死に集めたオモチヤ達のためであります。

贅沢に思われるかも知れませんが、その数知れないオモチヤの山が住居スペースを徐々に占領し、足の踏み場も無くなる様な有り様。

身の安全を考えたら、しごく当然の事でありましょう。

数日に渡り、オモチヤを新居に運び入れ、こだわりの配置でショーケースに…

かくして、男の隠れ家は完成したのであります。

昔から夢だったオモチヤだけの楽しい夢空間。

仕事で煮詰まったり、リフレッシュしたいとき、子供に返って落ち着き癒される、そんなオモチヤ屋敷が、今一番の僕の好きな場所です。